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はじめに
「50%ポイント還元!」という文字を見ると、誰でも得した気分になりますよね。でも実は、“50%オフ”とは全く違う仕組みで、実質の割引率は思ったより低いんです。
この記事では、その仕組みと数字のカラクリを分かりやすく説明します。

50%オフと50%ポイント還元の違い
手持ちの現金は10,000円で10000円の商品を買いに来ている、とします。
| 内容 | 50%オフ | 50%ポイント還元 |
| 支払う金額 | 半分(即値引き) | 全額支払い |
| 戻り方 | すぐに安くなる | ポイントで戻る |
| 現金支出 | 5,000円 | 10,000円 |
| 次の買い物 | 影響なし | ポイントで安く買える |
2回目の買い物ではポイント還元は同じ10,000円の商品を買うのに5,000円+5,000ポイントを支払うことになります。(50%オフは5,000円の支払いです)
つまり、20,000円の商品を買うのに使ったお金は15,000円(実質割引率は25%)ということです。
実質割引率テーブル
| 還元率(%) | 1回目支払い | 2回目支払い | 合計支払い | 合計購入額 | 実質割引率 |
| 10 | 10,000円 | 9,000円 | 19,000円 | 20,000円 | 5.3% |
| 20 | ↑ | 8,000円 | 18,000円 | ↑ | 10% |
| 50 | ↑ | 5,000円 | 15,000円 | ↑ | 25% |
| 60 | ↑ | 4,000円 | 14,000円 | ↑ | 30% |
永続的に続けたときの実質割引率
毎回同じ店でポイントを使い続けたときの「理論上の最大値」は以下になります。
実質割引率 = 還元率 / (1+還元率)
| 還元率(%) | 実質割引率(%)(∞回続けた場合) |
| 10 | 9.1 |
| 20 | 16.7 |
| 30 | 23.1 |
| 40 | 28.6 |
| 50 | 33.3 |
| 100 | 50 |
つまり、10%ポイント還元をずっと繰り返しても、実質9.1%安いだけです。
まとめ
このようなパッと見同じと感じてしまう数字のマジックが生活の中には存在しています。
もし、ポイント還元と現金値引きを選べるなら、からなず現金値引きを選んでください。
以下の場合はポイントのほうがお得、もしくは損にならないパターンもあります。
・ポイントを1倍以上で活用することができる場合
・クレジットカードなど支払いに充当できる場合
買い物をしなくとももらえるポイントは、ただただお得です。積極的にとりに聞きましょう!!

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